龍太郎一味のご無体な学園生活
成程、学園の女どもがソワソワする訳だ。
「……」
チラチラと遊里の横顔を見る鷹雅。
「あー…小猿、興味本位で訊くんだが、おめぇもその『ばれんたいん』とやらで甘菓子を…」
俺にくれるのか?なんて言い掛けたら。
「当たり前じゃん」
遊里、満面の笑み。
「何なら今日私の部屋来る?チョコ作るんだけど」
「そ、そうか…!」
なるべく表情に出さないように、しかしニヤニヤが抑え切れない河童天狗。
和音から仕入れた情報によると、手作りの甘菓子を貰える者はかなりの幸せ者らしく、買ってきたものより想いが詰まっているのだとか。
「……」
チラチラと遊里の横顔を見る鷹雅。
「あー…小猿、興味本位で訊くんだが、おめぇもその『ばれんたいん』とやらで甘菓子を…」
俺にくれるのか?なんて言い掛けたら。
「当たり前じゃん」
遊里、満面の笑み。
「何なら今日私の部屋来る?チョコ作るんだけど」
「そ、そうか…!」
なるべく表情に出さないように、しかしニヤニヤが抑え切れない河童天狗。
和音から仕入れた情報によると、手作りの甘菓子を貰える者はかなりの幸せ者らしく、買ってきたものより想いが詰まっているのだとか。