龍太郎一味のご無体な学園生活
型に入れたチョコを冷蔵庫に入れ、冷やす。

鷹雅としては待ちきれない時間だ。

只でさえ美味いもの大好き、しかも今回は遊里が鷹雅の為に手間をかけて作った愛情のこもった甘菓子というではないか。

さぞかし美味い事だろう。

「まだか小猿?」

「まだだよ」

「まだか小猿?」

「まだだって」

「もういいだろ小猿」

「まだ冷蔵庫に入れて15分じゃん」

落ち着きのない河童を見て、遊里がケタケタ笑う。

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