龍太郎一味のご無体な学園生活
そんな彼に。

「あのね…」

アリスカは本当に言いにくそうに。

「ホワイトデーじゃなくてさ…明日、付き合って欲しいの」

「明日?」

キョトンとする啓太。

随分とせっかちにお返しを要求してくるものだ。

「じ、じゃあ明日の放課後にでも、天神モールで二人で選びましょうか?」

「あ、ううん、天神モールじゃなくてさ…」

アリスカは更に言いにくそうに言う。

「明日の朝一番の便で…ロシアに一緒に行ってほしいの」

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