龍太郎一味のご無体な学園生活
恋人はまぁ事実なので構わないが。

「い、許婚…」

飛躍した展開にボボボ…と啓太の顔が赤く染まる。

「あ!演技!演技でいいの!ていうか普段通りでいいからっ!」

慌てるアリスカ。

「そ、それにそんな大役、僕なんかで…」

「け、啓太が一番適役なのよ!」

アリスカが転校して間もない頃、今は卒業した人間に変身できる黒猫シファ・クロナを巡って犯罪組織とアリスカがやり合う羽目になった時、白神 月らと共に別人格を持つ啓太が活躍し、アリスカの任務のバックアップをしてくれた事を、彼女はしっかりと記憶していた。

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