龍太郎一味のご無体な学園生活
不意に、足元から広がる漆黒の空間。
小岩井や雪菜に恐怖を感じた日音子の能力によって、二人は一定範囲内にある物質もろとも現実世界から隔離される!
先程までの廊下、自販機、空き缶入れ…何もかもが薄闇の中に包まれる。
「これは…」
咄嗟に雪菜の手を握り、引き寄せる小岩井。
「こっ、小岩井さんっ…」
明らかな異変に、雪菜も身を縮こまらせる。
「……」
目を凝らす小岩井。
確かこの廊下の先は、靴箱へと続いていた筈だが…。
「これは珍しい…無限回廊の結界…このような術の使い手がまだいたのですね…」
「むげん…かいろー…?」
雪菜が小岩井を見上げる。
平たく言えば、同じ道を堂々巡りさせられる無限ループ。
結界によって出口を認識阻害されてしまうのだ。
「そんな術を、日音子さんが…?」
小岩井や雪菜に恐怖を感じた日音子の能力によって、二人は一定範囲内にある物質もろとも現実世界から隔離される!
先程までの廊下、自販機、空き缶入れ…何もかもが薄闇の中に包まれる。
「これは…」
咄嗟に雪菜の手を握り、引き寄せる小岩井。
「こっ、小岩井さんっ…」
明らかな異変に、雪菜も身を縮こまらせる。
「……」
目を凝らす小岩井。
確かこの廊下の先は、靴箱へと続いていた筈だが…。
「これは珍しい…無限回廊の結界…このような術の使い手がまだいたのですね…」
「むげん…かいろー…?」
雪菜が小岩井を見上げる。
平たく言えば、同じ道を堂々巡りさせられる無限ループ。
結界によって出口を認識阻害されてしまうのだ。
「そんな術を、日音子さんが…?」