龍太郎一味のご無体な学園生活
「だがな」

龍娘は続ける。

「だからといってお前が兄と同じだとは考えていない。お前は同じ姓というだけで、『辻神 誠一郎』という別の人間だ」

「……だけど同じ血が通ってますよ…?」

肯定も否定もない、ニュートラルな声で誠一郎は言うが。

「だから何だ?」

龍娘は誠一郎の発言を一蹴する。

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