龍太郎一味のご無体な学園生活
そんなラロの前に。

「……」

スッと立ちはだかったのは誠一郎だった。

「……何?辻神だったっけ?」

薄笑みを浮かべながら、ラロは誠一郎を見る。

「空気読めない?俺これから龍娘先生と腕試ししたいんだけど」

「……」

「俺の事止めようと思って立ちはだかったのか?」

「……」

「それとも、お前が代わりに俺の腕試しに付き合ってくれるのか?」

「……」

「何とか言えよ、辻神!」

その名の通りのミョルニルを彷彿とさせる豪腕!

唸りを上げて襲い掛かるラロの右拳!

誠一郎はこれを。

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