龍太郎一味のご無体な学園生活
何事もなく沼を通過。

男性は安堵の溜息をつき、そんな自分に苦笑する。

(何だ、随分と臆病なんだな、俺)

…コ……コ…。

(子供騙しなお化け屋敷に怯える餓鬼みたいじゃないか)

…コ……コ…。

(それにしても夜中にこの道はちょっとキツイな…もう通らないように…)

…コ……コ…キコ…キコ…。

(ん…?)

キコ…キコキコ…。

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