龍太郎一味のご無体な学園生活
「で、そんな話を私達に聞かせてどうしようっての?」

苺大福を頬張りながらリグニアが言う。

「まさか現地に行って、その子供の幽霊がいるかどうか確認しようなんて言わないわよね?」

「そんな事はしま「いいねそれ!」

否定しかけた日音子に被せるように、声を上げたのはラロ。

「幽霊が俺の力で壊せるかどうか、試す価値はあるな」

「ちょっ…やめてよ!」

リグニアが言う。

「そうですよ…霊媒師として、悪戯に霊の領域に足を踏み入れるのはお勧めしかねます…」

日音子もリグニアに同意するが。

「ダイッジョーブ!」

ピピルがバンッ!と甲冑の胸を叩いた。

「幽霊だろうがゴーストだろうが、あたしが騎士の名にかけて守り通してみせる!」

君はまずスライムから始めなさい。

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