龍太郎一味のご無体な学園生活
「わかったわよっ!」

バンッ!と机を叩いて立ち上がるリグニア。

「行けばいいんでしょ、行けば!何よ!そんな子供騙しな心霊スポットくらい幾らでも行ってやるわよ!どうせ空振りに終わってガッカリするに決まってんだから」

「はい、決まり~」

青が緩々の表情で手を叩く。

「あう~…本当に行くんですか?面白半分で訪れるのは、『よくないもの』を貰ってしまうかもしれないですから…」

日音子は尚も反対の様子だが。

「大丈夫だよ日音子。幽霊なんて俺の腕力でねじ伏せてやる」

「そうそう、弱き者を守るのは騎士の務めだからな」

ラロとピピルに押し切られる形で、日音子も渋々了承した。

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