龍太郎一味のご無体な学園生活
ただ。

あの人は繰り返し俺に言っていた。

『お前はどこまで行っても俺と同じなんだ』って。

どんなに平凡を装おうが、どんなに善良を装おうが、お前は俺と同じ穴の狢なんだって。

今も尚、恨み言や呪詛を吐き続けるあの人。

その矛先は、俺に向けられる。

俺に憎悪を持っているって意味じゃない。

俺に『代理』をさせようとしている。

復讐の代理。

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