龍太郎一味のご無体な学園生活
それは、昨年のタイマントーナメント辺りからずっと考えていた事だった。

天神学園のレベルは、年々増している。

龍太郎もそれに置いていかれないように必死に食いついているつもりだが…。

果たして昨年の龍太郎と、今目の前の拓斗が戦ったら、どうなっていたか。

龍太郎はまた決勝の舞台に立てていたかどうか。

「気に入らねぇが、『コイツ』の使い方覚えなきゃいけねぇかもな」

そう言って、龍太郎は己の胸に手を当てる。

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