龍太郎一味のご無体な学園生活
「ところで…」

拓斗は校庭の片隅…木陰の方を指差す。

「あの人はいいんですか?」

「うむ、捨て置け」

即答する龍娘。

見れば、木陰にはしまじろうが隠れていた。

ジト目で拓斗を睨む。

てめぇ人の嫁と朝から逢瀬かこの野郎、ウチの龍娘と早朝二人きりイチャコラ修行とか羨ましいな、浮気か?あ?それ浮気なのかコンチクショウが、人妻に手ぇ出すとか俺のマテバが火ぃ噴くぜ、とか。

そういう邪気満点の視線が突き刺さる。

実にどうでもよろしい。

寂しいんだよ、しまじろうも。

龍娘があんまり最近デレないから。

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