龍太郎一味のご無体な学園生活
と、そんなしまじろうの脇を通り過ぎて。

「お?龍太郎先輩はいねぇのか?」

一人の男子生徒が姿を見せた。

「……?」

見慣れない生徒だ。

新1年生だろうかと、拓斗は首を傾げる。

「おお、お前は」

龍娘が声を上げた。

「ラロではないか。どうした、我が中国拳法部の見学か?」

ラロの担任である龍娘は、感心したように腕を組むが。

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