龍太郎一味のご無体な学園生活
が、そんな事を考える七星はまだ甘い。

天神学園において、カオスではないイベントなど存在しないのである。

校内掲示板に貼り出された、生徒会主催の花見のお知らせ。

これを見て。

「花見があるんだって!」

最初に食いついたのは新1年生達だった。

「天神杯アームレスリング大会とかどうだっ?」

提案するのはラロだが、花見とは何の関係もない。

「メインなのは花なのか団子なのか…どっち?」

上手いルート、『花より団子』とかけた訳だな?

「花見て何が楽しいの?夜通し花見てるだけ?」

「そうね…些か理解に苦しむイベントね」

オージィのリグニアと異世界出身のピピルは、花見の趣旨が理解できていない模様。

「桜を愛でつつ、料理やお菓子を楽しむんですよ」

日音子が二人に説明する。

そんな仲間達とやや距離を置いて、誠一郎は相変わらずの無言…。

「いよいよ出番だね、こまつな、丸焼きにして皆に振る舞おうかぁ」

「ブヒャーッッ?」

青の鬼畜発言、こまつなの悲鳴が響き渡る。

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