龍太郎一味のご無体な学園生活
とりあえず言われるままに、龍太郎は職員室へと向かう。

空手着、黒帯、裸足のままで。

「たのもうっ!」

ガラガラッと引き戸を開ける。

「お?龍太郎じゃねぇか、何か悪さして呼び出し食らったか?」

机に突っ伏してスマホでなーちゃんの待ち受けを見ていた銀が顔を上げる。

「何の用です?貴方が職員室に来るとは珍しいですね」

バルナがややキツメの視線で龍太郎を見る。

「さては次の中間試験を諦めて、僕の所に早くも補習の申し出にきましたか?」

そう言うのは高成。

「おぅ龍太郎!お前んとこの弟弟子が俺の龍娘を独り占めしてやがんだ!ぶっちめてくれよ!」

そんな事をのたまうのは、しまじろう。

発言の殆どが、教師の言う事ではない。

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