龍太郎一味のご無体な学園生活
晩ご飯を確保して、ご機嫌の体の帳。

そんな背中を、龍太郎は荒い呼吸で見つめる。

「な、なぁ、帳さんよぉ」

「んん?何です龍太郎君」

「……」

しばし考えた後。

「アンタそんなに強ぇのに、何でタイマントーナメントとか出ねぇんだ?」

龍太郎は率直な疑問を口にする。

鬼神で、昔は鬼神島に棲まう鬼どもを斬っていたという帳。

その強さが、昔の事だからと衰えたというには、今もあまりにも強靭な肉体。

とても弱体化したとは思えない。

或いは、龍娘や小岩井をも超越しているのではないかと思えるほどに。

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