龍太郎一味のご無体な学園生活
「縛って、括って、雁字搦めにして、どこにも逃げられないように…」

愛は独り言のように呟く。

…彼女が天神学園の一員たる能力。

形のないものすら括り、どこまでも切れる事なく繋がっていられる糸を作り出すという力。

その糸で、アルベルトの心や、興味や、関心を愛だけに括りつけておく事ができたなら…。

龍太郎や異世界の事なんか目もくれず、ずっと愛だけを見てくれるように出来たなら…。

< 1,315 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop