龍太郎一味のご無体な学園生活
同時に、石を包むように張られていた結界も突き破ってしまう。
「残念、失敗ですね」
「はぁっ?」
御衣黄の言葉に振り向く龍太郎。
「何でだよ、石は砕いただろ?」
「確かに。でも私の張った結界ごと砕いてしまっています」
穏やかに微笑みつつも、御衣黄は言う。
「龍太郎さんは臥龍の力を使役したいという。しかし臥龍は封印から解いてしまうときっと暴れ出してしまいます。封印を解かないままで臥龍の力を使うには、『封印越しに』力を使う手段を覚えなければならないという事です」
「残念、失敗ですね」
「はぁっ?」
御衣黄の言葉に振り向く龍太郎。
「何でだよ、石は砕いただろ?」
「確かに。でも私の張った結界ごと砕いてしまっています」
穏やかに微笑みつつも、御衣黄は言う。
「龍太郎さんは臥龍の力を使役したいという。しかし臥龍は封印から解いてしまうときっと暴れ出してしまいます。封印を解かないままで臥龍の力を使うには、『封印越しに』力を使う手段を覚えなければならないという事です」