龍太郎一味のご無体な学園生活
これまた難儀な課題を出してくれたものだ。
「封印越しにって…俺ぁ御衣黄先生や小岩井さんみたいに結界の知識はねぇんだ…そんな器用な事できねぇよ」
「簡単ですよ」
またも微笑む御衣黄。
「龍太郎さんが覚えた技の中に、『浸透勁』というのがあるでしょう?肉体の外部を破壊せず、内部に『勁』を波として浸透させる事で破壊する技…あれの応用です。封印の結界を肉体と見立てて、臥龍の力のみを引き出せばいいんです」
「封印越しにって…俺ぁ御衣黄先生や小岩井さんみたいに結界の知識はねぇんだ…そんな器用な事できねぇよ」
「簡単ですよ」
またも微笑む御衣黄。
「龍太郎さんが覚えた技の中に、『浸透勁』というのがあるでしょう?肉体の外部を破壊せず、内部に『勁』を波として浸透させる事で破壊する技…あれの応用です。封印の結界を肉体と見立てて、臥龍の力のみを引き出せばいいんです」