龍太郎一味のご無体な学園生活

御衣黄と小夜

拳を突き出す度に、石ごと結界を突き破ってしまう。

「ああっ、くそっ…」

舌打ちする龍太郎。

…御衣黄の出した課題に取り組み始めてから、一週間が経過していた。

朝の稽古も放課後の稽古も、毎回同じ結界越しの自然石割り。

しかし、いまだ成功は皆無。

龍太郎は苦戦していた。

< 1,351 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop