龍太郎一味のご無体な学園生活
聞き覚えのある声、懐かしい声…。

思わず目を開け、龍太郎は振り向く。

「ゲッ!功刀!」

「ゲッ!たぁ何だこの野郎!」

功刀は嬉しそうに龍太郎の頭をヘッドロック!

「いでででででっ!んだよ放せよ功刀ぃっ」

「久し振りじゃねぇかコイツめっ!こないだのタイマントーナメント見に行ってやったぜぇ?何負けてんだバーカッ!」

ガハハハッ、と笑いつつ、功刀はヘッドロックのまま龍太郎の頭をガシガシと撫でる。

この男の言葉を、額面通りに受け取ってはいけない。

現在功刀は、強くなった弟分への最大級の賛辞の途中だ。

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