龍太郎一味のご無体な学園生活
だが、多忙を極める中でのデートは、やはり無理があるのか。

「!」

喜屋武は対面に座る拓斗が、ウトウトと舟を漕ぎ始めた事に気づく。

学園の授業、早朝と放課後には龍娘指導の下でマンツーマンの中国拳法の稽古。

相当キツイに違いない。

それでも喜屋武の為に、時間を割いてこうして逢ってくれているのだ。

そんな拓斗に、喜屋武は胸が温かくなるのを感じる。

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