龍太郎一味のご無体な学園生活
そんな事を考えていた矢先に。

「オッラァッ!」

功刀は素早く龍太郎に組み付き、背負い投げで地面に叩きつける!

「がっ!」

受身も取れず、まともに背中から落ちる龍太郎。

「おいおい何やってんだよ」

呆れたように功刀が見下ろす。

「今のは柔道の試合だったら完璧一本だぜ?俺に花持たせようってのか?」

「ちっ、違ぇよっ!」

素早く立ち上がり、龍太郎は拳を握り締める。

「じゃあ本気でかかって来い」

ニヤリと笑う功刀。

「いっぺんおめぇとガチで殴り合いしてみたかったんだ。楽しませてくれよぉ?」

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