龍太郎一味のご無体な学園生活
尊敬している。

憧れている。

功刀みたいな男になりたいと、ずっと背中を追いかけている。

だからこそ、今の自分はどこにいるのか。

功刀と肩を並べられているのか、まだ背中を追いかけているのか。

それを試す為に。

「でりゃあっ!」

龍太郎の右中段正拳突き!

「おっ!」

功刀はこれを片手で受け止めるが。

「!」

その足が一歩下がった。

龍太郎に僅かに押し負ける。

「おっほぅ、すげぇ拳だな、流石…翡翠の旦那と互角にやり合うだけの事はある」

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