龍太郎一味のご無体な学園生活
今度は功刀が拳を見舞う!

大きくて分厚い、ゴツゴツした掌を握り締めた、岩のような拳!

ガンッ!と。

拳は龍太郎の額に直撃する。

「っっっっっ!」

痛い。

勿論痛い。

きっと額には青痣が出来ている事だろう。

それでも龍太郎は歯を食い縛り、何とか踏み止まって堪える。

「おー」

功刀が感嘆の声。

「吹っ飛ぶかと思ったんだがなぁ、足腰をよく鍛えてんだな…それじゃあ…」

彼はそのまま、龍太郎の空手着の奥襟と袖を掴んで組み付く!

「これならどうでぇっ?」

柔道技の払い腰で投げにかかる!

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