龍太郎一味のご無体な学園生活
「……」

俯き、困惑している鞠子。

その形の良い唇から。

「…りません…」

小さく言葉がこぼれる。

「え?何です?」

問い返す高成。

「…やじゃありません…」

「声が聞こえません」

「い、嫌じゃありません…」

「嫌じゃないとはどういう意味です?はっきり言いなさい」

「す、好きです…」

「何がですか?貴女も国語教師ならきちんと言葉を使いなさいっ」

「き、桐木先生に責められるの、好きですっ、も、もっと叱って下さいっ!」

ナンダコノプレイ。

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