龍太郎一味のご無体な学園生活
しかし!

「ぐぎぎぎっ!」

龍太郎は投げられまいと踏ん張る。

パワー、タイミング共に絶妙の払い腰だったというのに。

功刀ほどの巨漢でも、龍太郎の足腰の強さは負ける事がない。

「投げは無理か!」

素早く掴んだ空手着を放し、功刀は龍太郎の腹にボディブロー!

「うぐ!」

くの字に折れる龍太郎の体。

そのまま龍太郎の頭を抱えた功刀は、膝蹴りを見舞うが。

「!!」

龍太郎はこの膝蹴りも、素早く片手で受け止めた。

功刀の技が、悉く防がれる!

< 147 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop