龍太郎一味のご無体な学園生活
しかし。

「何怒ってんだきょうこっ、違ぇって!」

きょうこを宥めつつ、陽は小夜に視線を向ける。

「小夜、悪ィんだけどこれからはメールとか電話とかしなくなるから」

『え?』

キョトンとする小夜。

陽はニッと笑う。

「見ての通りきょうこが他の女と話してると怒るからさぁ…こうする事にしたんだ」

そう言って。

「あっ!」

きょうこの見ている前で、陽は自分のスマホを教室の床に叩きつけ、壊してしまう。

< 1,487 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop