龍太郎一味のご無体な学園生活
ここ最近、陽の悪いビョーキが再発したかに見えていた理由。

彼は小夜に話したのと同じ事を、連絡を取り合っていた全ての女子生徒達に断って回っていたのだ。

「…もう俺達も3年だしな、そろそろ身辺整理してからハッキリさせないとな」

胸倉を掴んでいたきょうこの手を優しく振り解き、陽は彼女の顔を見る。

「きょうこ、俺達付き合おうぜ」

「断る!」

えぇぇええぇえぇっ、まさかの即答っ?

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