龍太郎一味のご無体な学園生活
袈裟懸けに振り下ろされた刃。

これを。

「ふっ!」

龍太郎は左腕でまともに受け止める。

生身にもかかわらず、刃はその皮膚より深く食い込む事がない。

龍太郎十八番の硬気功だ。

「遠慮は要らないって事か」

レッドは立て続けに斬撃を繰り出す!

上段、下段、斬り上げ、横薙ぎ。

縦横無尽に繰り出される斬撃。

その刃を受ける度に、龍太郎の体から火花が散る!

まるで金属に刃を叩きつけたようだ。

彼の体が並外れた硬度を有している証拠だった。

< 1,495 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop