龍太郎一味のご無体な学園生活
<無礼だね>

クロラは鼻で笑う。

<臥龍の宿主は、アンタとの本気のやり取りを所望だ。本気でぶつかる事で、己を高めようとしている…その本気に対して、アンタは手を抜いてお茶を濁そうとしてる>

「手なんて抜いてねぇ、俺は俺自身の本気で…」

<持っている力を使わないんなら、手を抜いてるのと同じ事さ…『クロラの力なんぞ使わなくても、スペシャルバカ程度軽く捻れる』…言い換えればそういう事だよ、アンタの態度は>

「……っ!」

その挑発とも説教ともとれる発言に憤ったのか。

「だったら使ってやらァッ!」

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