龍太郎一味のご無体な学園生活
<潮時だね…次でトドメにしておやり>

「ああ」

クロラの声で、レッドは剣を構える。

今度の一撃で龍太郎を戦闘不能にする気だ。

「……」

ようやく立ち上がった龍太郎。

恥じる。

己のパートナーとしてクロラを信頼しているレッドを前に、自分自身を恥じる。

…今からでも遅くないだろうか。

自分もレッドのように臥龍をリスペクトしつつ、共に生きる仲間として臥龍の力を貸してもらえるだろうか。

しかし如何に臥龍とて、時間を止めるなんていう強大な能力に対抗する事は…。

『できる』

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