龍太郎一味のご無体な学園生活
その日の放課後。

「ただいまーっと…」

学園での放課後の稽古も終え、クタクタになって天神学生寮に帰ってきた龍太郎。

自室のドアを開けた途端に。

「うぎゃんっ!」

いきなり室内で待ち伏せしていた鷹雅の黒刃の日本刀の峰打ちで頭を殴りつけられて昏倒する。

「サンキュサンキュ河童君」

倒れた龍太郎を、後ろ手に金属製の手錠で拘束する遊里。

「他ならねぇ小猿の頼みだから仕方なくやってはみたが…これ完璧拉致じゃねぇか?」

鷹雅、胡乱な目。

「いいのいいのこのくらいやらないと龍太郎先輩は堪えないからね馬鹿で馬鹿でしょうがないんだから「てめぇ遊里何しやが「生温い教え方じゃ龍太郎先輩は覚えないんだよケダモノ並みの馬鹿だからこうやって動物に調教するみたいに教え込まないと「この野郎拘束解きやが「何てーの?体で分からせてやるって感じ?だって口で言ってもわからない馬鹿だもん「てめぇ何回馬鹿って言ったこの野ろ「さぁそれじゃあ早速始めるよぉ!」

傍若無人の振る舞いの遊里。

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