龍太郎一味のご無体な学園生活
幾ら冷たい料理を作るといっても、忙しく動き回っていれば汗もかく。

「ふぅ…」

夕飯の準備も一段落終えて、額の汗を拭う雪菜。

これでいつ小岩井が帰ってきても、すぐに食事をとってもらえる。

彼は用務員の他にも、夜更けには死神としての仕事もこなしている。

雪菜は手伝う事はできないが、せめて美味しい料理でしっかり栄養をとってもらいたい所だ。

ふと部屋の時計を見る。

まだ小岩井が帰ってくるまでに時間があるだろうか。

(それじゃあちょっと失礼して…)

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