龍太郎一味のご無体な学園生活
そんな訳で、いつもの格好に上着を一枚羽織って。

喜屋武は龍娘に引っ張り出される。

「…災難だったね、喜屋武さん」

ワクテカで繁華街を歩く龍娘の後に続きながら、アルベルトが小さな声で言う。

「いやぁ…知らなかったよ…龍娘先生が男勝りとは聞いていたけれど、あそこまで強引な女性だったとはねぇ…」

学園長の性格上、だいぶやんわりとは言ってくれているが、要約すると『学園長であるこの俺をもっと敬えこの野郎』といった所か。

天神学園の最高権力者を強引に飲み会に連れ出すとは、龍娘いい度胸だ。

流石女傑。

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