龍太郎一味のご無体な学園生活
しばらく談笑しているうちに、店員がビールの大ジョッキ4つと鍋、そして具材を運んでくる。

キムチベースの出汁に、たっぷりの白菜、豚肉、韮、豆腐、餃子などを入れ、煮込んで食べる。

「秋から冬にかけては、やはり鍋に限るな」

早速鍋を火にかけ、時間のかかる豚肉や餃子などから投入する龍娘。

「では、かんぱぁあいっ!」

4人はジョッキをガチンッ!と重ね合わせた。

ジョッキの4分の1ほどを飲む小岩井とアルベルト。

学園長もなかなかイケるクチのようだ。

小岩井はビールより日本酒党の様子。

龍娘は酒なら何でもござれ、唯一人ジョッキを一気飲みで空にする。

喜屋武はというと。

「ふー…」

ジョッキ上部の泡をちょびっと舐めた程度で溜息をついている。

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