龍太郎一味のご無体な学園生活
「何だ何だ喜屋武、ちっとも飲んでないではないか」

沸騰し始めた鍋に白菜の芯、豆腐、韮などを入れながら龍娘が言う。

「だから言ったじゃないですかぁ…私お酒は「ビールなど酒ではないわ!こんなもの只の炭酸飲料だ!ほれ、飲め!」

「んぐぐぐっ!」

ジョッキを喜屋武の唇に押し当て、グイッと傾ける龍娘。

「あーあー龍娘先生、無理強いはいけないよ」

「龍娘先生…そんな事をしては喜屋武さんが急性アルコール中毒に…」

アルベルトと小岩井が心配そうに言う。

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