龍太郎一味のご無体な学園生活
「…眠れないんですか?」

こんな夜中。

まさか誰かに声をかけられるとは思わなかった。

それでも驚いた風でもなく、誠一郎は声のした方向を向く。

闇の中でも、人間の輪郭は認識できるものだ。

そこには見知った少女が二人立っていた。

巫女さん風の髪型の日音子と、ブロンドのロングヘアをサイドで剣玉で留めたリグニア。

共に誠一郎のクラスメイトだ。

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