龍太郎一味のご無体な学園生活
日音子の言葉に返答するでもなく。

「早く寝た方がいいよ。きっと明日もみんな早くから騒ぐに決まってる…寝てないとあのテンションにはついていけない」

「確かにね」

胡乱な目をして誠一郎の言葉に同意するリグニア。

「それに」

一瞬。

一瞬だけ、誠一郎がクスリと笑ったような気がした。

「最近物騒じゃないか…生徒が行方不明になっては、錯乱状態で発見されるらしい」

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