龍太郎一味のご無体な学園生活
「してやられた気分です…お見事ですわ、ユーリーお兄様…」
「何を言う…」
傷を庇いつつ苦笑いするユーリー。
「見ての通りだ…立って見下ろしているのは君…這い蹲っているのは僕…これ以上分かり易い決着はないだろう…」
寒緋の指示で慌ててリングに上がってくる天神学園卒業生、元保健委員長のシュア・ベネルース。
出血は酷いが、シュアの治癒能力があれば大事に至る事はないだろう。
「メル…」
場外に運び出されながら、ユーリーは肩越しにメルを見た。
「君こそ見事だった…武器に頼るだけの魔物ではない…一端の武人だ…」
「何を言う…」
傷を庇いつつ苦笑いするユーリー。
「見ての通りだ…立って見下ろしているのは君…這い蹲っているのは僕…これ以上分かり易い決着はないだろう…」
寒緋の指示で慌ててリングに上がってくる天神学園卒業生、元保健委員長のシュア・ベネルース。
出血は酷いが、シュアの治癒能力があれば大事に至る事はないだろう。
「メル…」
場外に運び出されながら、ユーリーは肩越しにメルを見た。
「君こそ見事だった…武器に頼るだけの魔物ではない…一端の武人だ…」