龍太郎一味のご無体な学園生活
まさか魔法使いが打撃攻撃とは。

何とか回避するラルフだったが、手元のM4アサルトライフルを弾かれ、場外に落としてしまう。

「んー、流石にスペシャルバカやエンリィをフルボッコする時のようにはいかないかぁ」

ヘラヘラと笑う銀。

「本気で勝つ気あるのか、君は…」

やや呆れたような表情で、次の得物…MP5サブマシンガンに持ち替えるラルフ。

速射性能に優れた銃だ。

「仮にも魔法使いなんだろう?魔法を使ってみてはどうだ」

「……」

ラルフの指摘に、銀の表情が一瞬曇るものの。

「お楽しみは後に取っとくもんさぁ」

彼はおどけたように屈託なく笑った。

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