龍太郎一味のご無体な学園生活
例えるなら…。

そう考えたが、拓斗の経験ではこんなダメージは該当がなかった。

もし寝そべっている状態で、高い所からボーリングの球も落とされたらこんな感じだろうか。

それも経験がないので、過大評価なのか過小評価なのか分からないが。

ともかく。

「っっっっ…」

拓斗はその場に崩れ落ちた。

呼吸が出来ない。

内臓が収縮するような感覚。

あんなに初期の修行で筋トレして腹筋を鍛えたのに。

細身ではあるが、今の拓斗の腹筋はまるで板チョコのように綺麗に割れている。

毎日の反復練習の賜物。

それでも。

拓斗は龍太郎のボディブローの一撃でマットに沈んだ。

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