龍太郎一味のご無体な学園生活
「あ、あれで立つの…?」

戦慄すら覚える拓斗。

龍太郎の視界は、いまや脳震盪でグニャグニャに歪んで見えている筈だ。

なのに。

「お前は…立てないのか…?」

まだそんな強気な発言をする。

どこまで負けず嫌いなのか。

その根性には感服する。

しかし。

「がっっっ!」

そこへ容赦なくフリッカージャブを連打する拓斗。

この状態だ。

幾ら龍太郎でも、畳み掛ければ倒れる筈!

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