龍太郎一味のご無体な学園生活
もう何だかツッコミどころ満載の発言だ。

客席は勿論、妻であるこはくまで唖然とする。

その腕の中の瑠璃とめのうは、キャッキャとはしゃいでいたが。

「成程…閻魔ね…」

肩を押さえたまま立ち上がるラロ。

「本当にそんな気がするから怖いよな、あんたは…」

貫かれたのは左肩。

最大の武器である右腕はまだ動く。

「なら閻魔をぶん殴るつもりでミョルニルを振るう」

「抜かせ。神を両断するつもりで斬る」

ラロと翡翠。

己の武器を構えて対峙する両者。

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