龍太郎一味のご無体な学園生活
「アルベルト君までっ、嫌い嫌いっ」

瞳をウルウルさせて、左右のシニヨンを揺らしながら首を振る龍娘。

「うっ…」

「ああっ…いけません学園長…鼻血が…」

「そういう小岩井さんこそ…」

お互いお絞りで鼻を押さえる。

久々の萌え龍娘は破壊力抜群だ。

精神的だけでなく。

「帰れ帰れっ、二人ともきらぁいっ!」

物理的にも。

鍋は投げるわ器は投げるわ徳利は投げるわ。

ガシャンパリンと次々と割れる食器。

「仕方ないな…」

アルベルトは魔術品である眼鏡、『瞳術殺し』を外し。

「!!」

魔眼発動!

魔法使い数百人分の魔力を蓄積した瞳の一睨みで、龍娘ほどの達人をも一撃の下に気絶させる。

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