龍太郎一味のご無体な学園生活
「あの…これ…」

お花っ子こと花織 かおる(はなおり かおる)の隣に座っていた十牙がバスケットを持ち上げる。

「ウチの子分ズから…皆さんで朝ご飯代わりにどうぞってサンドイッチ」

十牙は舎弟?のガチムチ三つ子、通称子分ズと同居なのだ。

「『けしからん娘さんにくれぐれもよろしく』って言ってた」

「そ、そう…」

軽く引き気味の七星。

「それはいいから早く行くぴょん、温泉旅行だぴょん」

夕城 善(ゆうしろ ぜん)、拓斗、長兄の橘 和音(たちばな かずね)の間に座っている花音が、五所川原の腕で挙手する。

「せっかちだなぁ花音は」

「それだけ楽しみなのよ…」

レッドと3年のミレイユが微笑みながら言った。

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