龍太郎一味のご無体な学園生活
「……」

ゆっくりと立ち上がる銀。

「そうだな…ちょっと口が過ぎた…すまん」

言った直後。

「がっ!」

銀は間合いを詰める。

活歩並みの高速移動からのアッパーカットが、龍太郎の顎に炸裂!

全く同じ攻めに、龍太郎もまたダウンを喫した。

…禁書の影響を強く受けている今の銀は、既にただの魔法使いに非ず。

肉体そのものが変異し、強靭な力を得ている。

それこそ無の本での打撃のような破壊力を持つ拳や、龍太郎をも上回る打たれ強さを兼ね備えていた。

「でもな龍太郎…お前じゃこの禁書の魔力は受け止め切れねぇよ」

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