龍太郎一味のご無体な学園生活
銀の指が食い込み、顔面から血が滴り落ちる。

それでも。

「ざけんなよ禁書が…!」

龍太郎は力任せに銀の手を引き剥がそうとする。

「銀先生はてめぇの所有物じゃねぇ…銀先生の命はてめぇの玩具じゃねぇぞ!」

ベリベリと。

無理矢理に手を引き剥がそうとしたせいで、龍太郎の顔の皮膚が引っ掻き傷のように剥がれていく。

「止せ龍太郎…顔の皮膚が剥がれるぞ…!」

「気にすんな銀先生…今助けてやっからな…!」

自分の傷を厭わず、龍太郎は脱出を試みるが。

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