龍太郎一味のご無体な学園生活
次の瞬間、銀の全身が萎縮した。

「雄々々々々々々々々々っっっっ!」

天を轟く雷鳴すらも掻き消す、臥龍の咆哮!

リングが鳴動し、空気は震え、観客も、寒緋も、目の前の銀も、銀の中に潜む禁書さえもその動きを封じられる!

その隙に。

「っらぁっ!」

龍太郎は銀の右手から脱出する!

顔面は血塗れだが、そんな事は意に介さない。

距離を置き、呼吸を整え。

「禁書、俺がぶっちめる!」

龍太郎は構えた。

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